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大田調布支部 掲示板

2月29日に啓発委員会主催でJR品川駅港南口にあります東京都中央卸売市場(芝浦と場と食肉市場)を見学してきました。(岡部支部長、牧野副支部長)  全体の参加者は10名

午前中:市場の説明、と場の見学(豚、牛の解体)

    昼食は市場内の食堂

午後:卸売業者のせりを見学、部落解放同盟品川支部の代表者との質疑応答

感想:一般には見学は開放されておらず貴重な体験をさせてもらいました。主に牛豚の解体と仲卸業者のせりが毎日行われている。解体の現場は、個体が大きいため人手と設備がかなり必要で、生ものであるから衛生面と作業スピードがもっとも重要。また一般的な食肉以外に内臓から皮に至るまでそれぞれの引き取り業者がいて、まったく無駄のない一貫工場であった。明治維新以来、肉を食べる文化が世界から入ってきて、当時はかなり無理な解体が行われている資料があった。市場としての機能は昭和11年からスタートしている。しかも行政が行っている。今も東京都の職員として市場が運営されている。魚や野菜の市場と同じで肉も個体の入荷と流通量を見ながら仲卸業者が市場価格を決めている。意外とせりを行う業者が少なかった。

 一方、昔からある解体作業者に対する偏見が今でもあるらしい。就職、結婚など人生の岐路で偏見の目で見られ困ったとの報告があった。市場のパンフレットにも、このことについての記載があり、関係者の間では神経を使う事柄である。今の世情で騒いでいるLGBTや差別・偏見の是正活動などと一緒で、ある意味オープンにした方が認知度が高まって関心も上がるのではないか。どんなことにも表と裏があり、それぞれで頑張っている人がいることを私たちはもっと知らなければならないと思う。

 

 


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