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大田調布支部 掲示板

この記事は2022年8月に掲載されたものです。
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各位

 夏の甲子園、天理高校は2回戦敗退でした。大阪桐蔭高校もベスト8で終わりました。みごとに優勝したのは仙台育英高校でした。東北を代表する文武両道の学校です。もちろん初優勝、しかも東北地方でも初優勝とのこと、おめでとうございます。

 その須江監督の優勝インタビューが話題になっています。

 「高校生活っていうのは・・・密なので」「全部ダメダメと言われ、活動していてもストップがかかって、どこかでいつも止まってしまう苦しい中で、でも本当に諦めないでやってくれて」「すべての高校生の努力のたまものが、たまたま僕たちがここに立っていたということだけなので、全国の高校生に拍手してもらえたらと思います」

 そして最後に大会のテーマ曲「栄冠は君に輝く」の君は全ての東北の人だと思いましたとインタビューをしめくくりました。

 何という監督のインタビューでしょうか。須江監督39歳です。返す言葉がありません。前述したように奈良県大会決勝戦の2アウトで天理ナインが集まり、生駒高校の状態を知っていましたので、「今日は優勝の歓喜は止めよう」でみんなが一致。それもすばらしい話でしたが、今回の夏の甲子園、優勝の締めに、こんな感想が述べられる指導者がいたのかと思えば。

 優勝はもちろんのこと、この指導者の元で野球に打ちこんだ生徒たちは、優勝旗に優るとも劣らない経験をつかみ取ることができました。どちらも本当に良かったです。

 高校野球フアンなら須江監督おっしゃることは誰もが思っていることだと思います。しかしあの場面で、思っていることを全て言い尽くせたのは、須江監督だったからでしょう。やっぱり常々「みんなの代表」「みんなのおかげ」「感謝、慎み、たすけあい」の気持ちがあるから、あの名言が出たのだと思います。「全国の高校生に拍手してもらいたい」。すばらしい言葉です。

 いつも思うことですが、年齢や信仰の有無ではなく、やっぱりその道を極める人は=心技体を極めているのですね。そして自分の周囲、もっと広い立場、環境までに思いが行き届いて「感謝、慎み、たすけあい」を実践されている姿は「ようぼく」ですね。勉強させていただきました。須江監督ありがとうございました。


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