金山雄大 教区長 あいさつ【11月教区例会】
「喜ばさずには…」
皆さん、こんにちは。
11月教区例会にお集まりいただき、ありがとうございます。
本日は「第3回ようぼく一斉活動日」の関係上、毎月2日の教区例会を繰り上げて 本日10月31日の開催になりました。それぞれ調整いただき誠にありがとうございました。
最初に10月25日の教区長会議の席での表統領あいさつを紹介します。
「今年も11月、12月とあと2ヶ月になる。もう来年の動きも考えている中かとも思う。まず新しい年を迎えるにあたって、それぞれがそれぞれの心定めをご守護頂く実践を強く意識して進めてもらいたい。2つ目は、来年は仕上げの年。来年は人をお連れしてのおぢばがえりの推進をお願いしたい」。とこの2点をお示しになりました。
さて今月の8日、9日、天理時報にも掲載されていますが「かめおか宗教懇話会」(事務局:(宗教法人)大本《亀岡市》)の方々をおぢばへお連れしました。
この団体は立正佼成会、キリスト教、仏教、各宗派、神社などの主だった方々が、他宗教、他教団の施設や本部に参りそれぞれの宗教の教えにも触れるというのが趣旨です。
このたび天理教に10年ぶりに本部参拝の依頼を受け、おぢばを案内しました。25人の参加者があり、10月8日、9日と1泊2日で案内しました。
本部の参拝、記念建物参観、38母屋で食事を召し上がっていただき、天理図書館や参考館天理高校、天理大学と親里の施設を案内し、皆さん大変喜んで、感激して帰路につかれました。
私はこの方々とともに本部の各施設を回らしてもらい感じたことがあります。それは本部の各部署、施設の皆さんが、本当にこの心から歓迎の心持ちでお迎え下さったのです。
「ようこそお帰り」という心持ち。この心で迎え送り出してくださったのです。
決して私の方から丁重にしてくださいとか、喜んで帰ってもらうように努めてくださいとお願いしたわけではありません。行く先々、部署々でそういう対応をしてくださったのです。
これには私自身も感激いたしました。
「ホスピタリティ」という言葉があります。この「ホスピタリティ」とは、心からのおもてなしや深い思いやり、親切にもてなすこと。ホスピタリティが高い人とは、他者の感情やニーズを敏感に感じ取り、それに応じた行動を取ることができる人のことを指し、相手の立場に立って物事を考え、細やかな気配りや思いやりを持って接し、これが発揮された場合はリピーターを作る…。などの意味があります。
私はこの「ホスピタリティ」をすごく感じたのです。
月が変わり、この3日、4日は「ようぼく一斉活動日」を迎えます。
何度も申しておりますが、今期最後の「ようぼく一斉活動日」動です。
どうか「喜ばさずには返されん」という心持ちで、支部長先生以下スタッフの方々でお迎えと送り出しをしていただきたいと思います。
3日、私は奥丹支部へ参ります。4日は淀分教会が会場ですので、淀にて多くのようぼくを迎えたいと思います。
この「ホスピタリティ」をキーワードに今月もおつとめくださいますようそれぞれお願い申し上げます。
金山雄大 教区長 あいさつ【10月教区例会】
「上手にバトンタッチ」
皆さん、こんにちは。
10月教区例会にお集まりいただき、ありがとうございます。
ただいまは「一れつきょうだい推進研修会」いうことで、 水俣フォーラムの実川理事長からお話を頂戴しました。
京都教区は、この度、「みやこメッセ」(京都市)で開催される「水俣・京都展」を協賛することになりました。
この関係から、今回、「水俣・京都展」の招待券を頂戴しましたので、各支部にチケットを配布します。1人でも多くこの議会に「水俣・京都展」への観覧をおすすめください。
実川理事長は、全国を回っておられ、次にこの関西へ来るのは10年先になるだろうとおっしゃっていました。12月7日から22日まで開催されます。周知のご協力、よろしくお願いいたします。
さて、先月の月末は「全教一斉にをいがけデー」でした。
天気も全国的に良く、暑さも和らいだ中での実動であったかと思います。
私自身も地元伏見支部で、支部内の教会長さんとともに実動しました。
最終日は洛南地区へ出向き、駅でにをいがけをいたしました。
各支部長先生方には先頭に立って実動くださいましたこと、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
さて、9月25日の教区長会議での表統領先生の挨拶を紹介します。
「『三年千日も折り返し』と言いながら、今年も残り3ヶ月となった。11月になれば 『ようぼく一斉活動日』の3回目の開催される。この活動日の目的は実動である。1人でも多く参加してもらうことも大事だが、参加してくれた方の成人ということをぜひ目指してほしい」と、このような挨拶でありました。
月が変わりますと「ようぼく一斉活動日」の3回目です。
以前から申し上げていますが、私は教区長、皆さん方は支部長、またそれぞれの役職を持っておられる方にとって4回目、5回目は次の期になります。
しっかり勤めると同時に、次の方たちに上手にバトンタッチできるように、各支部の方でもこのことを念頭に置きながらお努めいただきたいと思います。
今月もよろしくお願いします。
ありがとうございました。
金山雄大 教区長 あいさつ【9月教区例会】
「見ていないようで見ている 聞いていないようで聞いている」
皆様こんにちは。9月の例会にお集まりをいただきまして、誠にありがとうございます。
昨日まで台風10号によるさまざまな情報に翻弄されましたが、勢力も弱まり、落ち着いてまいりました。もちろん各所で被害が出たわけですが、今回の台風は速度が非常に遅く、進路も特異な動きで気象の専門家であっても進路を読めなかったようであります。
その関係で、京都教区でも月末に予定していたさまざまな行事が中止、また延期になりました。しかしこの判断も参加者の安全を第一に考え、それぞれの担当責任者と相談をして決定したものです。
京都府内での大きな被害は聞いておりませんが全国各地では大雨によって命を落とされた方、また被害を受けられた方がたくさんおられます。今後、こうしたことは京都でも十分起こりうることです。この後、災救隊から定時訓練についての話があると思いますが、京都教区管内でもこういった災害に迅速に対応できるよう、進めてまいりたいと思います。
さて次に8月25日の教区長会議での表統領先生の挨拶を紹介します。
「9月はご承知のように全教会布教推進月間と定めた。これは年祭活動に限った動きである。全教会ということなので、系統を通して布教を推進していこうという活動である。系統を通して声をかけるのだが、それぞれの教会がどこで布教するのかと言えば、それぞれの教会の周辺地域になってくるのが自然だと思う。そして、月末には地域活動として「全教一斉にをいがけデー」を設けている。
縦であるとか横であるとか線引きをするのではなく、9月はどこかで布教をしていると、そういうような今月ひと月にしていただきたい」という挨拶でした。
今年と来年、9月は「全教会布教推進月間」としてつとめますが、かつて地元の市議会議員をおぢばに案内したことがありました。こんなエピソードがあります。
車でおぢばに向かっている道中、その議員さんは私どもの教会のすぐ近くの淀駅でよく朝の街頭演説をされていました。
私はその議員さんに「朝、駅前で街頭演説をされてますね」と言ったら、「はい、してます」と。私も何気なく「天理教でも似たようなことをしてるんですよ。路傍講演と言いまして、駅前で教えを伝えたり、あるいはチラシを配ったり、そういうことしてるんですよ」と申し上げると、その議員さんは「会長さん、それみんな聞いてはりますか」。と言われました。正直に「いや、あんまり聞いてはりませんね」。議員さんは「チラシ、受け取らはりますか」と。私「いや、あんまり受け取らはりませんね」って言ったら、「それでいいんです」と。なんでいいんかなと思ったら、その議員さんは「人っていうのは、見ていないようで、見てるんですよ。聞いていないようで聞いてるんです」と。「自分にとって大事なのは選挙だ」と。議員さんですから自分にとって大事なのは選挙。そして「支持者ではない方が、選挙に行って投票用紙をもらい、誰に入れようかなと思った時、ふと『朝も早くから、暑い日も、寒い日も、また雨の降ってる時も、なんか駅前でやっとったな…』そういうことが頭をよぎって名前を書いてくれるということがよくあるんですよ」と、こう言われるのです。それを聞いた時に我々が行うのは、この道の教えを知らない人、あるいは困ってる人、苦しんでる人に少しでもこの道の教えを知っていただいてたすかっていただきたいと思って、戸別訪問や路傍公演をしたり、神名流しをするわけです。
しかし、「なかなか聞いてないな」と思うのですが、人は聞いてないようで聞いていて、見ていないようで見ている。というこです。
人生の中で曲がり角になった時に、ふと駅前でやっていた天理教のことを思い返して、教会に足を運んだり、教会に電話がかかってきたりする例は皆さん方もよく知っておられることだと思います。やはり1回でも教えに触れる機会を得てもらうためにも我々が実動することが大事だと思うのです。
9月は布教を全教会で推進していこうという月間ですので、お互いに布教を意識して通らせていただきたいと思います。
今月もよろしくお願いいたします。
金山雄大 教区長 あいさつ(書面より)【8月...
「お見舞いと御礼を申し上げます」
暑中お見舞い申し上げます。
おぢばでは 8月 4日まで「立教 187年こどもおぢばがえり」が開催中です。
京都教区は今年も滋賀教区とともに 「こども横丁」を担当いたしました。記録的といわれる猛暑の中でしたが、定められた期間(7 月27日-31 日)、無事につとめさせていただきました。
ひのきしんをおつとめくださった教区管内の皆さま方に心より御礼申し上げます。
金山雄大 教区長 あいさつ(全文)【7月教区...
「晴れも快し、雨もまた快し」
先生方、こんにちは。
7月の教区例会にご参集承り、誠にありがとうございます。
6月例会は「ようぼく一斉活動日」を開催する関係上、(繰り上げて)5月29日に開催しましたので、第2回目の「ようぼく一斉活動日」以来、先生方とお会いするのは今日が初めてだと思います。まずは第2回目の「ようぼく一斉活動日」を各支部でご開催いただき、また支部長先生には開催にあたりいろいろとお骨折り賜りましたこと、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
この後の議題で、ようぼく一斉活動日についての項目がありますが、第2回の報告書や、3回目の計画書の提出も間際になっております。引き続きお骨折りいただくことがたくさんありますが、どうぞよろしくお願いをいたします。
さて、6月25日の教区長会議の席で、7月27日の教区長会議は休会との発表がありましたので、京都教区としましても8月例会は休会とし、会計業務と資料配布のみといたします(13時~15時)。よろしくお願いします。
次に表統領の挨拶をお伝えします。
「ようぼく一斉活動日も2回目ということで、いろいろな反省点も出ていると思う。この活動は年祭活動に1人でも多くのようぼくが参加していることが第一義だ。年祭活動もあと半分。もう一度仕切り直して、心の緩みや惰性に気をつけておつとめいただきたい」。との挨拶でありました。
改めてこの「ようぼく一斉活動日」は、教祖140年祭に向かう年祭活動に1人でも多くのようぼくが参加することが第一の目的と示されました。この思いを皆さんとしっかりと共有したいと思います。
ところで、ただいまは梅雨の時期であります。昨日も雨でした。今は少し曇り空のようでありますが、今朝も私の教会近辺では雨が降っておりました。
大阪教務支庁に二代真柱のご揮毫があります。
「晴雨又快」。晴れも快し、雨もまた快し。
詳しくはわかりませんが、何かの折に二代真柱様が大阪教務支庁にお入り込みされた時に雨だったようです。そして、その時にご揮毫されたのが「晴雨又快」です。晴れも快し、雨もまた快し。
おそらく当時の大阪教区の方は勇まれたと思います。二代真柱様をお迎えした時に雨が降っていた。しかし「晴れも快し、雨もまた快し」であります。
安井幹夫先生が「今日は晴天、今日は雨」という本を出されています。明治22年3月10日「松村吉太郎三月六日のおさしづに『生涯の理も諭そ』との事に付伺」のおさしづをふまえたタイトルなのですが、『道を通る中にはどんな日もある。その中を、どこまでも勇み心で、真意を求めて通ることができるようにという願いを込めて、である』。とタイトルにした理由を述べられています。道を通る中には雨の日もあるし、また晴れの日もあれば雨の日もある。いろんなことがあるけれども、それも良しと、やっぱりそういう心持ちで、通らせていただくことが私は肝要かと思います。
年祭活動の残り半分、今年も残り半分であります。お互いいろんな日々があろうと思いますが、「晴れも快し、雨もまた快し」と、そういう心持ちで今年も残り半分通りたいと思います。
どうぞよろしくお願いをいたします。
金山雄大 教区長 あいさつ(全文)【6月教区...
「素晴らしい話でしょう」
皆さん方、改めましてこんにちは。日を繰り上げての6月例会(5月29日)にご出席を頂き、誠にありがりがとうございます。
まずは、5月25日の教区長会議での表統領先生の挨拶からお伝えします。
「年祭活動の半分近くになってきた。毎月のようにあと何か月と言っているが、まず年祭活動前半をふりかえって、 前半と同じ流れでいいのかどうか。三年千日活動はそれぞれで考えてくださいと言っているが、今は半分近くが過ぎ、ふりかえる要素ができているので、まずふりかえることが大事である。ただ、ふりかえってばかりではいけない。年祭に向かって着実に歩みを進めていただきたい。そして、ようぼく一斉活動日が近づいている。2回目、3回目、4回目とようぼく一斉活動日が続いていくが、これを開く(開催する)のが目的ではない。教区・支部での勇ませ合い、協力体制を作っていくこと、そうした中でようぼく一人ひとりの動きが出ればいいと思う」。と。また最後に(天理時報にも掲載されていたが)「国会議員を囲み、勉強会を6年ぶりに開催した。現在、国会議員の中で、ようぼくが77名、中席(運び中)が59名。計136名おられる。案内を出したところ83名の参加があった。こういう方々がいるということもご承知おきください」。と以上のような挨拶でした。
それに加えて、これは表統領先生からのお話ではないんですが、教区長会議はここ数年、7月は開催されていなかったのですが、5月25日の教区長会議の席上、「年祭活動のさなかでもあり、またようぼく一斉活動日の2回目を終えて3回目へ向かうということもあり、来月6月の教区長会議で、7月の教区長会議を開催するか否かについてお伝えする」とのお話がありました。
これを受けて、京都教区としても8月2日の例会についてはご本部の思召に沿って開催(会議体の例会)か休会(注:資料配布・会計などはある)をお伝えします。
さて、昨日は京都府内全域で大雨でした。南部、また北部、京都市内は元より大雨警報が出ておりました。先生方、また周辺の地域は大丈夫だったでしょうか。
今のところ、京都教区管内で被害の情報は届いておりませんが、これから梅雨や台風の時期に入ってまいります。こうした事柄にも気を付けていただきたいと思います。
昨日、実は初席の方があり、当初よりおぢばで落ち合う約束をしておりました。警報も出ているし、来られるだろうかと心配していましたが、京都の南部地域の方だったのですが、大雨の中、車を運転して来られました。私は「この雨の中、よくお帰りいただきました」と申し上げ、お迎えをして、午後席にご案内しました。
私はいつも別席を運ばれる直前に次のようにお伝えします。
「この別席のお話は難しい話と思ったら、難しい話になるんです。わからない、面白くないところを探すと、そういうところばかりに気持ちが向いてしまいます。逆に、この話は素晴らしい話だ思って聞かれると、素晴らしい話になる。そんな不思議なお話なんですよ。1回行けば1回、その時の自分の心情に引っかかる、心情に合う話が必ずありますので、それを探して聞いてください」と伝えて送り出します。
ともすれば初めてのお方をお連れして別席を終えて帰ってこられたら、「眠かったでしょう」とか、「難しかったでしょう」「もうわからなかったでしょう」「誰々先生でしたか…、あの先生はね…」など、このような物言いをしてしまう時があります。
しかしそうではく、やはり声掛け一つ、言葉遣い一つで全く変わってくると思います。
私が尊敬する会長さん、五條の共成という教会の前会長さんなのですが、その教会は初代のようぼくの方がたくさんおられる活気ある教会です。
その先生はもう出直されましたが、この別席のお話しをした時、先生は、「別席を終えて帰ってきたら第一声は『素晴らしかったでしょう、良かったでしょう』って、こういう感じで笑みでお迎えするんです」。そして、「何が良かったですか」と尋ねたら、必ず何か一言応えてくれるというのです。「ほこり」の話がって言ったら、それについて説明して、「では、その心をちょっと胸に留めてこの一か月通ってくださいね」と言って次につなげていくという話を聞かしていただいたことがありました。
6月1日、2日と「ようぼく一斉活動日」が開催されます。おそらく支部や開催する会場ごとに、いろいろな問題や、思い、心配事はあるかと思いますが、しかし、どうか参加した方に来てよかったと思っていただけるように「今日はようこそ来てくださった」という心持ちでお迎えをして、また送り出していただきたいと思います。
ちょっとした声かけ、言葉に心を配り、こちら側の心持ちが参加者一人ひとりに伝わると思います。どうぞよろしくお願いをいたします。
金山雄大 教区長 あいさつ(全文)【5月教区...
「ベクトルは自分に」
こんにちは。
5月の教区例会へのご出席、誠にありがとうございます。
まずは4月29日、全教一斉ひのきしんデーを各所でおつとめいただかれたことかと思います。私は当日3会場回りました。
おそらく京都教区管内は午前中に実施の会場がほとんどでしたので、お天気が快晴とはまいりませんでした。ですけれども、曇り、時折日が差す中で全会場実施できたのではないかなと思います。
当日おつとめいただきまして誠にご苦労様でした。ありがとうございました。
「全教一斉ひのきしんデー」が終わりましたら、いよいよ「ようぼく一斉活動日」の第2回目です。
今日はその第2回目に向けて、教区例会に引き続いて、洛南支部長・庄司先生から「洛南支部の取り組みについて」という話があります。最後までお願いします。
さて、4月25日教区長会議での表統領先生のあいさつを紹介します。
「三年千日の年祭活動、1年目があって2年目。1年目、2年目があって 3年目がある。1年間年祭活動を務めてきて、1年振り返ってどうだったか、その振り返りがあって2年目ということになる。振り返ってばかりではいけないので、活動を進めながら、振り返っていく。そうした中で、自分たちの歩幅が順調ならそのままで、届かないならば見直していく。地域としては励まし合い、勇ませ合っていうことが大事。そういうことをさしてもらいながら年祭活動をぜひ盛り上げていただきたい」と、このような内容でした。
この表統領先生のあいさつを聞きながら思い返したことがありまた。私はかって本部学生担当委員会のご用を務めていた時期がありました。
その学担のご用の時に、宮崎伸一郎先生と一緒に学生層育成の活動をしていた時がありました。この宮崎先生は臨床心理士で、いわゆるグループワークを今のお道の様々な講習会とか活動に取り入れられた方です。修養科も教人資格講習会も、現在、布教部でやられている「みおしえ学習会」もグループワークを使っていると思いますが、 そのきっかけを作られた先生であります。
宮崎先生と、ある時、今のお道はどうですかね、というような話をしました。
「金山君な、そうしたことを考える時には、横軸で考えるんじゃないんや」と、こう言われるんです。
「横軸で考えるんやない。とはどういうことですか」って言ったら、
「あの人に比べて自分はとか、教会に比べて自分とこの教会はとか、そういう横軸で比べてしまうと、そこで一喜一憂してしまう」と。
「そうじゃなくて、縦軸で考えるんだ」と仰る。
「縦軸で考えるってどういうことですか」と尋ねると、
「去年より今年の自分はどうやろう。例えば今、教祖の年祭、そういうことであるならば、10年前の比べたら今年はどうだろう。20年前の年祭活動の時に比べたら今の自分はどうだろうっていうことで、ベクトルを自分に向けていくんだ」と、こういうことを言われたんです。
なるほどと思いました。 我々は時として横を見てあの人に比べたら自分はとか、あそこの教会に比べたら自分とこの教会はこうなってしまうんですけれども、自分自身も振り返ってみますと、10年前の年祭活動の時はどうしていたか。20年前の120年祭の時、私は青年会員でありました。教区の青年会でこんなことをさせてもらっていた。それから10年振り返ると110年祭の時は、単独布教に出ていた。そういう時はこんな心持ちで日々を通っていたなと、そういうことを思い返して、今の自分はどうかなと、そういう事柄をやっぱりこうした年祭活動をつとめるときの自分の原動力にしたい。そんなことを先ほどの紹介いたしました表統領先生の話を聞きながら思い返しました。
あいさつの冒頭に申し上げましたが、「ひのきしんデー」が終わっていよいよ「ようぼく一斉活動日」の第2回目であります。
いろんな状況が、いろんな事情が各支部であろうかと思いますけれども、こうした機会に、私も含めて、立場を頂いているお互いでございますので、ひのきしんデーが終わり、次はようぼく一斉活動日に向けて心一つにつとめたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
金山雄大 教区長 あいさつ(要旨)【4月教区...
「信心は意気と熱」
4月例会にお集まりいただき、ありがとうございます。
天理時報でご存じかとは思いますが3月26日のお運びで、表統領、内統領ともに留任となり、引き続いて3年間勤められます。
次に3月教区長会議での表統領のあいさつをお伝えします。
冒頭、「教祖140年祭三年千日活動の真っ只中、任期が変わり、これからもしっかり務めさせていただきたい」と話され、続いて年頭に真柱様が「あっという間に年祭活動後半になっていく」とお言葉を下されたことに触れられ「『ぼやぼやしてたらそうなるでそうなるで』と私は受け止めた。全教一斉ひのきしんデー、ようぼく一斉活動日第2回目を迎えるにあたり、皆さん方も教区のかじ取りを今後ともお願いをしたい」と話されました。
「ようぼく一斉活動日」は4月29日の「全教一斉ひのきしんデー」の1か月後に第2回目を迎えます。後ほど事務局の方から案内があると思いますが、6月1日・2日に開催される「ようぼく一斉活動日」の京都教区管内の会場一覧・開催情報をお配りします。各支部でぜひご利用ご活用ください。
そして半年先には第3回目の「ようぼく一斉活動日」が11月3日・4日に開催されます。このことから、11月教区例会は10月31日に繰り上げて開催します。何卒ご了承ください。
支部例会はこの活動日の前後に開催されると思います。例会日は各支部で調整してください。
さて、先般、教会を7か所設立され、教祖140年祭までにもう1カ所教会を設立したいという当年98歳になる、ある先生とお会いする機会がありました。
大正15年生まれの先生はこれまで2冊の本を出版されています。私はその先生の著書にサインをお願いしたのですが、快く引き受けてくださり、次のようにサインしてくださいました。
『信心は意気と熱』
私はそれを見て、先生が教会を7か所設立され、そして98歳の年でありながら年祭までにもう1か所設立しようと思っているという言葉と相まってすごく心に響いたのです。
私は精神論を申してるわけではありません。今、教祖140年祭として「仕切る時」です。これは年齢に限らず何か期間を定めて仕切ってやる。それは「意気」や「情熱」といったものが私は非常に大事だと感じました。それがやはり周囲に伝播していくと思いますし、反対に意気消沈、どこ吹く風ということになると、それもまた周囲に伝わっていくと思うのです。
このような目に見えない「意気」や「情熱」をもって、行事だけでなく、さまざまな事柄を務めることが改めて大事だと感じました。
4月は全教一斉ひのきしんデー、6月には第2回目のようぼく一斉活動日を迎えます。私自身も精一杯努めたいと思います。
今月もよろしくお願いいたします。
金山雄大 教区長 あいさつ(要旨)【3月教区...
「寒くとも春を忘れぬ梅の花」
皆さん、こんにちは。
寒の戻りと思うほど急に冷え込み、先ほど食堂で昼食を取っておりましたら、窓の外を見ますと、粉雪が舞っておりました。
そうした中、3月教区例会にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
まずは2月25日教区長会議での表統領先生の挨拶からお伝えします。
天理時報にも載っておりましたが、表統領先生は石川の被災地に赴かれました。
「先日、石川教区に視察に行き、心を痛めて帰ってきた。まだまだ復興には先長い道のりであるが、各教区には災救隊の派遣等、今後もご協力いただきたい」。とこれが1点目。次に「ようぼく一斉活動日の2回目に向けて、いろいろと考えてくださっていると思うが、ようぼくが1人でも多くこの年祭活動に加わってくれることが第一である。これを忘れることのないように、2回目、3回目に向けて各支部においてつとめていただきたい」。と、この2点を話されました。
被災地・能登へは本部から災救隊が派遣され、各教区隊が連日現地で救援活動に携わっております。この度、京都教区の方にも2回目の支援要請が本部の災害対策委員会からありました。
日程は3月4日から7日まで。もう明後日です。3月4日から7日まで10名の派遣を本部の災害対策委員長から要請され、教区災救隊の隊長とも相談し派遣することといたしました。
支援先は被害の大きかった珠洲市。能登半島の上の方になります。作業内容は炊き出しと一部のがれき撤去です。今月の京都教区報・3月号にも1回目の京都教区隊の活動の様子を写真とともに紹介しておりますが、今後は復興に向けて、かなりの期間(長期間)がかかると思います。今回は10名という人数でした。しかし、今後、がれき撤去となると、派遣要請の人数も増えてくる可能性があります。教区としても、人員確保のために声をかけていくと思いますが、教区だけでは人員を確保するにはなかなか難しい状況も考えられます。
場合によっては各支部へ協力をお願いすることもあるかもしれませんので、その時はどうぞお力添えのほどお願いいたします。
後ほど災救隊長からも話があると思いますが、まずは災害派遣についてご連絡申し上げました。
さて冒頭にも申し上げましたが、今日は大変寒い日となりました。
私は昨日(3/1)、おぢばに帰り、本部の中庭を見ますと、皆さんもご承知のように、教祖殿の前には梅の花が咲いております。
天理時報2月28日号にもきれいな紅梅が咲いてる写真が載っておりました。
梅の花は百花、いわゆる百ある花、その花の中でその年に一番先に咲く花、百花に先駆けて咲く花と言われております。つまり、1年のうち1番寒い時期に咲く花が梅の花であります。
2代真柱様の俳句に、その梅の花を季語に取った俳句があります。
「寒くとも春を忘れぬ梅の花」
寒くとも春を忘れぬ梅の花…。私はこの俳句を天理教校で学んでいた時に、教校の先生からお聞きしました。
寒くとも春を忘れぬ梅の花。その先生曰く、「1番寒さのどん底に咲くのが梅の花や。2代真柱様の句のように、どんな時でも『春の心を忘れない』これが教祖の心や」。
1番寒さのどん底に咲くのが梅の花や―。2代真柱様の句のように、どんな時でも春の心を忘れない。これがおやさまの心やと。私はこの梅の花を見る時期になるたびに、その句を思い出し、それとともに学生という若い時代に教校の先生からお聞きした、そのことを思い返します。
まだまだ寒い時期が続きます。今年もまだ始まったばかりですけれども、年祭活動を私自身は「寒くとも春を忘れぬ梅の花」、そんな心で通らせていただきたいと思っております。
今月もどうぞよろしくお願いします。