天理教
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基本情報

支部長木村 真次
電話075-822-4332
教会芦明徳分教会
住所〒616-8062 京都市右京区太秦安井春日町11-10

掲示板

立教185年8月例会 5分間スピーチ

  • 2022年09月04日 (日)

小村弘司(おむら・ひろし)地方委員

1年前の話になります。定期的に健康診断に行っているのですが、がんの数値が高いと医者の診断を受けまして、治療を受けておりました。

現代においては、がんといっても5人に1人くらいに発見されるような身近に扱う身上になってきているのですが、まさか自分ががんになるとは思ってもいませんでした。

ご承知の通り、私達人間の体は60兆もの細胞から成っているのですが、毎日3千から4千の細胞が入れ替わりをしており、その入れ替わりの時にがん細胞は生まれてくると聞きます。そういうふうに毎日のように、がん細胞が生まれる可能性があるのですが、体が備えている免疫力が、それらの細胞を攻撃して大きくならないようにしているということです。これが、親神様からのかりものの体の働きの一つです。

昨年11月、組織を取って検査を受けたところ、がんの数値が6.4くらいまで上がっており、3~4を超えると確実にがんだということでした。

がんの治療方法には、ホルモン治療や放射線治療、がん細胞摘出などいくつかあるのですが、その中にがん細胞を凍結させて死滅させるという治療方法があります。これは、国内では去年の秋ぐらいから一部の病院で始まったばかりの治療方法で、入院した病院では初の事例ということでしたが、第一号としてやってみませんか、と提案されました。続いて、本来新しい治療なので保険適用がないですが、今後保険適用して広く治療法として適用していくために、経過観察をしてデータを取らせて頂くことを条件に、手術費用については病院の方で持たせてもらいます、ということでした。

今年の3月にその新しい治療方法で手術を受け、その後経過観察が続いているのですが、先月の検査では6.4だった数値が0.9まで下がっているということです。来月、また組織を取って、精密検査を行うということでしたが、今のところ何の影響もなく今まで通りの生活をさせて頂いております。

私の前会長も72歳で肝臓がんで出直したのですが、兄弟教会でもがんの方が多かったので、私も10年くらい前から診察を受けますが、プラスして血液を採取してマーカーでがんの検査もしてもらっています。

そうした中で今回早めに、ステージ2くらいの初期の段階で見つかったのでが、これは他人事ではなく、そこそこ歳を取ったら、検査もして早めに見つけてもらえるようにとも思いましたし、この歳になりすぐ出直す訳ではないですが、将来のことを色々考えると、自教会の細々した問題とか、後継者問題、信者さんの丹精など、改めて考えさせられた次第です。

私が出来ることといえば、家族仲良く交流をもって、自分の子供や孫に、月次祭以外でも教会に寄って来てくれるような努力をさせて頂いて、ちょっとでも明るい教会になれることだと願っております。神殿で手を合わす孫たちの姿を見ていると、小さい教会ですけども頑張ってやっていけるのかな、と思います。

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立教185年8月右京支部報

  • 2022年08月14日 (日)

右京支部報8月号はこちら

次回支部例会:9月4日午前11時・右京ふれあい文化会館会議室

なお「例会」に先立ち「幹事会」を行います。関係の方は同日午前10時に同会場へご参集ください。

※中止・変更の場合、公式LINEアカウント「右京支部広報室」から連絡します。

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立教185年7月例会 5分間スピーチ

  • 2022年08月14日 (日)

大江忠行(おおえ・ただゆき)布教部

今日、教会を出る時に、今日はひのきしんや、ひのきしんやからこんな格好ではだめやな、ジャージがいるなあ、あの道具がいるなあ、とそんな話をしてましたら、「今日はひのきしんはありません」と連絡が入りました。

皆さんはラッキー、と思われましたか。いや残念やなあ、と思われましたか。色々だと思うんです。

うちでは、「今日ひのきしんないんや、よかったなあ。私もよかったわ。先月しようと思って出来なかった神様のお掃除をしなあかんと思っていたので、お社まできれいに掃除をしよう。白衣を用意して待ってるわ」と嫁さんが言いました。そんなつもりやなかったのに、と思いましたが、支部のひのきしんは無かったけど教会の中のひのきしんが出来る、神様に喜んでもらうことが出来る、と思うと、私が思っているラッキーと嫁さんが思っているラッキー、信者さんが思っているラッキー、それぞれ違うんだな、と思いました。

今は小学校でいろいろな地域の役をさせてもらっています。その中の一つに小学校にある「放課後まなび」があります。私が教室で待っていると、入って来た子ども達が必ず私の頭を触ります。そして、「先生ベタベタや」と言うんです。私は、「先生の頭がベタベタなんじゃなくて、君らの手がベタベタなんや」とそんな話をします。

ある時、「先生、お母さん出ていってん」と頭を下げながら話してくれる子どもがいました。続いて、「でも、話してたらなんか気持ちええねん。先生に喋ってたらなんか気持ちがようなるねん」と言うんです。そして、「お父さんにお母さんが帰ってくるように話して」と3年生の子どもが言うんです。「なんで」と聞いてみると、「先生、いつもニコニコしてる。怒らあらへん」と言うんです。私はいつもニコニコしてるつもりはない、怒っている時もあるんですけど、そういう姿をみて心を開いてくれたということです。

泣きはしませんでしたが、沈んでいる気持ちを何とかしてあげたいと思い、その子に、「あんたが毎日学校に来てたらお母さん帰って来るから大丈夫や。そして家に帰ったら、『お母さんただいま』って言いや。お母さんいはらへんけどなあ、誰が聞いてくれてるかっていうたら、家の中が聞いてはるから。そして、一番聞いてるのはあんたやで。自分で出した言葉が倍返しになって耳で聞いてるんや。それが自分の心に貯金出来てくるんやで」と言いました。

子ども達には、「『おはよう』とか『ありがとう』とかそういう言葉はな、自分の心に貯金が出来てくるんやで」と話をしてあげます。その子はそれから毎日来るようになり、「お母さん、まだ帰ってきいひんねん」と話してくれるようになりました。私が「言ってるか」と尋ねると、「うん、『お母さん、ただいま』って言ってる」と答えてくれます。また、その子の妹も来てるんですが、お兄ちゃんが言ってるから妹も言うようになったそうです。

私たちに出来る事は本当に小さい事かもしれませんが、おたすけって何なんだろうなと思った時に、おてふりの「たすけ」の手は、最初は自分の方に掌を向けて、大きく手首を返して、最後は神様の方に掌を向けます。自分の心はこうだけど、しっかり神様に見て頂きます、という感じで手を振る。しっかり神様に見て頂くということが大事で、「たすけ」というのは自分の心から相手が喜んでくれるようなことをしていくことだと思い、子ども達には「がんばりや」という言葉を毎日掛けております。

最近、担任の先生が、いつも子ども達を励ましてくれているんですね、と言ってくれるようになりました。「当たり前のことですから、『がんばりや」とこれしか掛けてないんです」、と言いますと、「子ども達の心の支えになっているんですよ」とそんな言葉を掛けてくれました。

私たちはどちらかといえば信者さんとか内向きの「たすけ」の方が多いのですが、外に向けた「たすけ」というのもいろいろなところに出来てくるんだなと思った時に、今置かれている立場を有難いなと思う心で日々を通らせて頂きたいと思います。

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立教185年7月右京支部報

  • 2022年07月04日 (月)

右京支部報7月号はこちら

次回支部例会:8月4日午前11時・右京ふれあい文化会館(第4会議室)

なお「例会」に先立ち「幹事会」を行います。関係の方は同日午前10時に同会場へご参集ください。

※中止・変更の場合、公式LINEアカウント「右京支部広報室」から連絡します。

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立教185年6月例会 5分間スピーチ

  • 2022年07月04日 (月)

佐々木年政(ささき・としまさ)地方委員

昨日15時頃、突然男性が一人教会に入ってきました。お互い見ず知らずでして、普通はまず参拝されるのですが、それもなく、玄関に置いてあるソファーに座り、自分のことを始め、文化的な事や政治的の事など色々と話し出しました。

私はずっと聞き役に徹し、聞いていたのですが、話の中で年齢が65歳で私と一緒だということや、教誨師の先生から聞いて天理教を知ったことなどが分かってきました。彼はずっと一方的に話し続け、最初は打てていた相槌も、最後の方はしんどくなり打てなくなるくらいでしたが、色んな話の中で、精神的な身上で何度か警察に捕まっていることも分かりました。

教会の近所は観光地ですので、コロナの感染も一時に比べると落ち着いたこともあり、観光客が増えてきて、見ず知らずの人の往来も増えてきたため、怪しまれることがありませんし、入ってきやすい状況です。今回、私は言われませんでしたが、お金の無心に来られたのかな、と感じることがありました。事実、40分くらい話し続けた彼は、私が何もしないな、と感じてか、話を切り上げて、帰っていきました。

10年程前のことですが、教会の近所に精神科の病院があります。ある日、龍笛の音が聞こえて来たので、誰が吹いてるんやろ、と思って耳を澄ましたら、その病院の方から聞こえてくるんですね。後で聞くとようぼくさんが入院されているということが分かりました。その方は私も知っている方でしたので、散歩がてらに近くの天理教の教会に参拝したいと、閉鎖病棟からの外出許可を得て、参拝に来てくれました。これをきっかけに、その方が同じ病院内のようぼくを誘って、一緒に参拝に来てくれるようになりました。その中には、統合失調症など比較的重度の症状の方が多く、病気、それに関わる犯罪、障がい者年金をもらっているので働かないなど、様々な身上事情が絡み合っています。そういった方を教会に住み込ませて、真にたすかる姿へと丹精される教会もありますが、私どもの教会ではなかなかそこまで出来ません。

今、コロナ禍にあって、教会としても布教や社会的な活動が困難な状況にあって、精神的に病まれる方が増えていると聞かせてもらいます。昨日来られた方のように無心に来られる方もあるかもしれません。お金を渡して一時的なたすかりを得ても、心が変わらないと本当のたすかりではないということをしっかり心に治め、教会として、毅然とした態度でお断りするのも大切なことだと思います。

コロナ禍で、おつとめ一つ取っても、参拝を遠慮して頂いて限られた者だけでつとめるなど、悪い方に変わった部分があります。また、直会がなくなり有難いという婦人さんの話を聞くこともあります。どれがいいのかわかりませんが、ここにいる教会長お互いは、色んな悩みや聞きたいことがあると思います。今までは、ようぼく成人講座のような、ようぼく向けの講習会はありましたが、教会長だけ集まって、ざっくばらんに色んな話をしていくのも例会の大きな意味ではないかと思ったりします。

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教務支庁ひのきしん

  • 2022年07月03日 (日)

本日(7/4)午後より予定しておりました「教務支庁ひのきしん」は、雨天のため、中止いたします。

よろしくお願いいたします。

 

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嵐山中之島公園「ひのきしん」

  • 2022年07月03日 (日)

本日(7/3)、嵐山中之島公園の「ひのきしん」は、雨のため、中止いたします。

立教185年7月3日 右京支部広報室

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立教185年5月例会 5分間スピーチ

  • 2022年06月15日 (水)

泉裕一(いずみ・ゆういち)副支部長・庶務

だんだん年齢も重ねていって、若い時には若い時の悩みがあり、今は今で、子供たちとの関わりの中に、いろいろと私自身が悩んでいることであったり、また子供たちを悩ます側になってきたりしております。

子供たちも大きくなって高校生や中学生になってくる中、特に女の子ですが、父親が嫌というか、苦手という、そういう世代にかかってきて、以前、ご本部の御用・役割の中で、学生層の育成を預かる担当者として、「学生層の育成は大切だ」などと言うていたなあと、今、その子供たちが大きくなってきて、学生層になってきたら、当時は調子のいいこと言うていたなということをひしひしと感じるようになってまいりました。

子供が4人いるのですけども、その中で、この春から地元の公立高校に通っている娘の話です。

中学時代は、会話が「おはよう」と「いってきます」と「ただいま」とかそれくらいで、ほとんど会話が成立した試しがなかったんですが、本当にうれしいことで、4月からその娘とちょっとずつですが会話が出来るようになってきました。

娘「クラブを決めた」

私「何したん?」

娘「バトン部」

私「バトン部か?そんなクラブあったんか?そらぜひやってもらったいいけど、何でバトン部にしようと思ったん?」

娘「おぢばがえりのパレードのバトンを観てやりたくなった」

私「そんなことがあったの」

おぢばがえりをしたことで、おぢばの理を頂戴して、地元の高校ですけれども、バトン部を選んでくれているんだなと思うと、本当に信仰のおかげ、おぢばに帰らせてもらって、おぢばでは何でもない一時だったかもしれませんけれども、パレードを観て、何かを感じて、今そういう風に思っている、またその活動をしようと思っている、と思うと、ここに信仰のありがたさがあるんだな、とつくづく思わせてもらっております。

(いずみ・ゆういち)

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立教185年6月右京支部報

  • 2022年06月15日 (水)

右京支部報6月号はこちら

次回支部例会:7月4日午前11時・右京ふれあい文化会館(2階会議室)

なお「例会」に先立ち「幹事会」を行います。関係の方は同日午前10時に同会場へご参集ください。

※中止・変更の場合、公式LINEアカウント「右京支部広報室」から連絡します。

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立教185年4月例会 5分間スピーチ

  • 2022年05月04日 (水)

菊田奈良彦(きくた・ならひこ)副支部長・育成部長

コロナ禍を丸2年経験させて頂きまして、大変制約の多い期間を、それぞれの教会、また支部活動の上でも進めてきた訳でありますが、まだまだ先は長いな、というのが実感であります。
それに加えて、ロシア・ウクライナの問題であったりとか、最近は報じられなくなりましたが、ミャンマーも大変厳しい状況で、クーデターが起こって多くの方が犠牲になっておられます。
我々の力では到底解決できないようなことでありますが、日々のおつとめや月次祭で治まりを念じることくらいしか出来ないな、ということを感じております。

4月に入りまして大変気候の良い季節となりました。窓からは桜の花が満開になっております。
この時期になりまして、桜の花が満開になって、きれいだな、と思う一方で、この木も桜やったんやな、ということをよく感じます。
樹木に大変疎いものですから、この木が何の木かなということは普段あまり考えずに街を歩いている訳ですが、花が咲きまして、これは桜の木やったんやな、と満開になった桜を見て感じる訳です。
花が咲いて気が付くということは、日々通らせて頂く中でもあることで、身上であったり事情であったり、お道でよく言います、「道の花」ということも聞かせて頂く訳ですから、身上事情を頂戴して、普段の健康な体、何気ない毎日の生活が本当に有難いことだったんだな、ということに気が付かせて頂きます。
世間一般の人は、病気になって、病院で治療して、膏薬を頂いて、入院なりして、病気が治って、ああよかったな、という風に感じられます。しかし我々は、普段の生活の中で、花を咲かせて頂く以前に、この健康な体を有難く使わせて頂けるということが、素晴らしい神様の御守護なんだな、ということに気が付いて、また、それを知っている訳です。それを神恩感謝といいますか、それに報ずる気持ちがひのきしん、という風にも聞かせて頂きます。
提唱90周年という本当に長い歴史の中で、今年は特に、コロナで2年間ひのきしんが出来なかった、ああこれでひのきしんデーつとめさせてもらえるなあ、という喜びもさることながら、毎日の生活の中にひのきしんを取り入れて、日々の指針としてひのきしんをさせて頂くことも大事だな、と思わせて頂きます。
2年前、コロナ禍になって初めてひのきしんデーが中止になった時に、それぞれの教会でひのきしんをして下さい、ということでしたので、何人かの信者さんに集まってもらい、近くにあるJRの花園駅までゴミ拾いをして、駅前で掃除をさせて頂こうということになりました。
そんなにたくさんゴミは落ちてなかったのですが、街路樹の根元を見ますと雑草がいっぱい生えてましたので、一人一本ずつに分かれて草引かせてもらいました。
しはらくして回りを見渡すと、見ず知らずの婦人が一緒に草引きをされていました。帰る時にその婦人に声を掛けると、「駅前に用事があって来たら草を引いたはったんで、私も何かさせて頂かなあかんなと思った」ということでした。
改めて考えてみると、我々は草が生えていたら、駅前であろうとどこであろうと、ひのきしんの心ですっと手を出すことが出来るわけですが、世間一般の人は、気持ちがあっても行動に移るかというと、なかなかそうじゃない。我々がしていたから私もさせてもらおうと一緒にして下さったあの婦人は稀な方だな、そう思いました。
我々のひのきしんは、自分達がするひのきしんだけではなく、世の中のそういった気持ちのある方に、一歩踏み出してもらえるような、そういった活動にもつながっていくんだなということを、その経験を通して感じました。

道の花、我々の身上事情、健康の感謝、そういったことを感じながら、提唱90周年のひのきしんデーを一生懸命つとめさせて頂いて、普段の生活の中にもひのきしんを取り入れさせて頂いて、それがまた、大きなにをいがけといいますか、人々の心を動かすようなことにつながっていくと思います。

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