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金山雄大 教区長 あいさつ(全文)【5月教区例会】
- 2024年05月04日 (土)
- 【教区からのご案内】
「ベクトルは自分に」
こんにちは。
5月の教区例会へのご出席、誠にありがとうございます。
まずは4月29日、全教一斉ひのきしんデーを各所でおつとめいただかれたことかと思います。私は当日3会場回りました。
おそらく京都教区管内は午前中に実施の会場がほとんどでしたので、お天気が快晴とはまいりませんでした。ですけれども、曇り、時折日が差す中で全会場実施できたのではないかなと思います。
当日おつとめいただきまして誠にご苦労様でした。ありがとうございました。
「全教一斉ひのきしんデー」が終わりましたら、いよいよ「ようぼく一斉活動日」の第2回目です。
今日はその第2回目に向けて、教区例会に引き続いて、洛南支部長・庄司先生から「洛南支部の取り組みについて」という話があります。最後までお願いします。
さて、4月25日教区長会議での表統領先生のあいさつを紹介します。
「三年千日の年祭活動、1年目があって2年目。1年目、2年目があって 3年目がある。1年間年祭活動を務めてきて、1年振り返ってどうだったか、その振り返りがあって2年目ということになる。振り返ってばかりではいけないので、活動を進めながら、振り返っていく。そうした中で、自分たちの歩幅が順調ならそのままで、届かないならば見直していく。地域としては励まし合い、勇ませ合っていうことが大事。そういうことをさしてもらいながら年祭活動をぜひ盛り上げていただきたい」と、このような内容でした。
この表統領先生のあいさつを聞きながら思い返したことがありまた。私はかって本部学生担当委員会のご用を務めていた時期がありました。
その学担のご用の時に、宮崎伸一郎先生と一緒に学生層育成の活動をしていた時がありました。この宮崎先生は臨床心理士で、いわゆるグループワークを今のお道の様々な講習会とか活動に取り入れられた方です。修養科も教人資格講習会も、現在、布教部でやられている「みおしえ学習会」もグループワークを使っていると思いますが、 そのきっかけを作られた先生であります。
宮崎先生と、ある時、今のお道はどうですかね、というような話をしました。
「金山君な、そうしたことを考える時には、横軸で考えるんじゃないんや」と、こう言われるんです。
「横軸で考えるんやない。とはどういうことですか」って言ったら、
「あの人に比べて自分はとか、教会に比べて自分とこの教会はとか、そういう横軸で比べてしまうと、そこで一喜一憂してしまう」と。
「そうじゃなくて、縦軸で考えるんだ」と仰る。
「縦軸で考えるってどういうことですか」と尋ねると、
「去年より今年の自分はどうやろう。例えば今、教祖の年祭、そういうことであるならば、10年前の比べたら今年はどうだろう。20年前の年祭活動の時に比べたら今の自分はどうだろうっていうことで、ベクトルを自分に向けていくんだ」と、こういうことを言われたんです。
なるほどと思いました。 我々は時として横を見てあの人に比べたら自分はとか、あそこの教会に比べたら自分とこの教会はこうなってしまうんですけれども、自分自身も振り返ってみますと、10年前の年祭活動の時はどうしていたか。20年前の120年祭の時、私は青年会員でありました。教区の青年会でこんなことをさせてもらっていた。それから10年振り返ると110年祭の時は、単独布教に出ていた。そういう時はこんな心持ちで日々を通っていたなと、そういうことを思い返して、今の自分はどうかなと、そういう事柄をやっぱりこうした年祭活動をつとめるときの自分の原動力にしたい。そんなことを先ほどの紹介いたしました表統領先生の話を聞きながら思い返しました。
あいさつの冒頭に申し上げましたが、「ひのきしんデー」が終わっていよいよ「ようぼく一斉活動日」の第2回目であります。
いろんな状況が、いろんな事情が各支部であろうかと思いますけれども、こうした機会に、私も含めて、立場を頂いているお互いでございますので、ひのきしんデーが終わり、次はようぼく一斉活動日に向けて心一つにつとめたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。