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右京支部 掲示板

この記事は2022年9月に掲載されたものです。
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小村弘司(おむら・ひろし)地方委員

1年前の話になります。定期的に健康診断に行っているのですが、がんの数値が高いと医者の診断を受けまして、治療を受けておりました。

現代においては、がんといっても5人に1人くらいに発見されるような身近に扱う身上になってきているのですが、まさか自分ががんになるとは思ってもいませんでした。

ご承知の通り、私達人間の体は60兆もの細胞から成っているのですが、毎日3千から4千の細胞が入れ替わりをしており、その入れ替わりの時にがん細胞は生まれてくると聞きます。そういうふうに毎日のように、がん細胞が生まれる可能性があるのですが、体が備えている免疫力が、それらの細胞を攻撃して大きくならないようにしているということです。これが、親神様からのかりものの体の働きの一つです。

昨年11月、組織を取って検査を受けたところ、がんの数値が6.4くらいまで上がっており、3~4を超えると確実にがんだということでした。

がんの治療方法には、ホルモン治療や放射線治療、がん細胞摘出などいくつかあるのですが、その中にがん細胞を凍結させて死滅させるという治療方法があります。これは、国内では去年の秋ぐらいから一部の病院で始まったばかりの治療方法で、入院した病院では初の事例ということでしたが、第一号としてやってみませんか、と提案されました。続いて、本来新しい治療なので保険適用がないですが、今後保険適用して広く治療法として適用していくために、経過観察をしてデータを取らせて頂くことを条件に、手術費用については病院の方で持たせてもらいます、ということでした。

今年の3月にその新しい治療方法で手術を受け、その後経過観察が続いているのですが、先月の検査では6.4だった数値が0.9まで下がっているということです。来月、また組織を取って、精密検査を行うということでしたが、今のところ何の影響もなく今まで通りの生活をさせて頂いております。

私の前会長も72歳で肝臓がんで出直したのですが、兄弟教会でもがんの方が多かったので、私も10年くらい前から診察を受けますが、プラスして血液を採取してマーカーでがんの検査もしてもらっています。

そうした中で今回早めに、ステージ2くらいの初期の段階で見つかったのでが、これは他人事ではなく、そこそこ歳を取ったら、検査もして早めに見つけてもらえるようにとも思いましたし、この歳になりすぐ出直す訳ではないですが、将来のことを色々考えると、自教会の細々した問題とか、後継者問題、信者さんの丹精など、改めて考えさせられた次第です。

私が出来ることといえば、家族仲良く交流をもって、自分の子供や孫に、月次祭以外でも教会に寄って来てくれるような努力をさせて頂いて、ちょっとでも明るい教会になれることだと願っております。神殿で手を合わす孫たちの姿を見ていると、小さい教会ですけども頑張ってやっていけるのかな、と思います。


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