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三島支部 掲示板

この記事は2017年7月に掲載されたものです。
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鼓笛活動を通して感じる「一手一つ」のよろこび

三島支部鼓笛隊の歩み…

 昭和45年6月、三島支部鼓笛隊は支部少年会の活動基盤として発足され、今年で発足47年を迎える。「こどもおぢばがえり」の鼓笛オンパレードでは26年連続の金賞、バトン優秀演技賞多数受賞。今年の「教区鼓笛コンクール」では、鼓笛の部14年連続の金賞、バトンの部では最優秀賞を受賞するなど、輝かしい実績を残してきている。
 現在の隊員数は29人、スタッフ合わせて55人となっている。

練習の様子は真剣そのもの…

 6月25日、網走詰所にて合宿体制で練習をしている支部鼓笛隊を訪ねた。
 隊員達は、パート毎に詰所の各部屋に分かれて、演奏曲を何度も繰り返し練習していた。バトンの部屋では、「メリハリをつけて!失敗しても、間違えても良い!自身をもって大きく踊ろう!」との指導員の大きな声に応えて、子供たちは「ハイッ!」と汗だくになりながら、笑顔で練習をしている。
 合奏では、小さな子供たちが指揮者の指揮棒の動きに全神経を集中させ、シーンと静まりかえっている様子は、真剣そのもの。静けさに対し、私の心臓の音が聞こえるぐらいに感じた。息のあったメロディーは、まさに“一手一つ”で、不思議な感動さえ覚える。「心を一つに!」鼓笛スタッフからの厳しくも優しい声が響く。
 こんな緊張の中で子供たちは長時間耐えられるのだろうかと心配したが、昼食時や休憩時間、夜の行事の際には、日中のそれとは違った、子どもたちとスタッフの笑顔が飛び交っていた。

共に感じる「感動」のために…

 熱を出した子供に指導員から“おさづけ”の取り次ぎをする場面があり、周りの子供たちも一緒に添い願いをしている姿があった。「音楽だけが上手になっても意味が無い。鼓笛隊の練習は皆の心を一つにするため。心を一つにするための第一歩は、周りの人に心をかけられるように育てること。これが感動につながるんですよ。」と、熊本雅一少年会委員長は語る。
 今回の取材にて、47年前に支部少年会の基盤として発足された鼓笛隊が、発足当時の想いに合わせて進み、たくさんの少年会員を立派な「ようぼく」へ育てていることを再確認した。何を隠そう、筆者も当鼓笛隊の出身である。自分の子供も、そのまた子供も、この素晴らしい鼓笛隊で育てていただきたいと改めて感じた。(編集部;兼光徳郎)


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