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三島支部 掲示板

この記事は2021年3月に掲載されたものです。
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 三島支部は、2021年3月13日(土)に高槻現代劇場で、ひのきしんスクール「防災の基礎知識」を開催。当日は、100名の方が受講され、コロナ感染防止のため、参加者には連絡先の記入、マスク着用、検温等の十分な対策が行われた。

 本講座は、この数年間に「阪神淡路大震災」「東日本大震災」「熊本地震」「大阪北部地震」等の地震災害と共に、大型台風、度重なる豪雨被害などの災害が頻発。そしてこの度の「新型コロナウイルス感染症」の蔓延も大きな災害と捉え、こうした災害に対する基礎知識を防災の専門家から学び、知識を共有しようという目的に、三島支部独自で開催されたもの。

 参加された方々からの感想をもとに、当日の様子をお伝えしたい。

西分 寿一さん (吹田市在住)                            
 改めて日頃の準備の大切さを思い知りました。阪神・淡路の災害時に両親の家の酷い惨状を見て、一時的にわずかな乾パンやペットボトルを準備していましたが、時と共に何時しか有効期限が切れて、そのまま処分したことが有りました。今回改めて講座を受講して、喫緊に南海トラフで災害が起こるのを思い知りました。早速、水タンクを取り出し、いただいたパンフレットの保存食を手配しました。その他、携帯用のガス台、ボンベ、長靴、手袋、ラジオ、電池、懐中電灯、医薬品、携帯電話の太陽光充電器など、片手で持ち運べる程度の物を手元に揃えるよう段取りしました。今の住まいは水害、土砂崩れの恐れはないと思えますが、夫婦が外出中に災害が起きた時の互いの避難地が解るように場所を決めておきたいと思います。避難時に困った人を見かけたら手助けするのは当然の事だと、講師の話を通して改めて考える機会を得ました。

福岡 早百合さん (高槻市在住)               
 私は4人の小さい子供を持つ親の立場で受講しました。防災の講義を受けて、災害が起こる前に今出来る事は何だろうという事を強く感じました。できるだけ多くの命を守るには事前に様々な準備が必要であり、災害が起きた時、みんなで助け合うには普段から、家族や地域の人とのつながりをもっと大切にしなければならない事を知りました。災害に遭われた方達の経験が無駄にならないよう、私も出来ることから実行しようと思います。また、新型コロナウイルス対策では、湯浅医師の講義で自分の誤解に気付き、今するべき事を学びました。今回の講義を活かして子供を抱える立場で災害への備えと感染症防止に努めていきたいと思います。

橘 貞明さん (茨木市在住)                 
 東日本大震災からの10年の節目を迎えたこの3月。テレビでは連日、往時の悲惨さと残された遺族のその後の苦難の道のりを伝えているが、そんな中での時宜を得た今回の防災講演であったので参加させていただきました。防災士でもある森本信之高槻市議からの、平成30年の大阪北部地震を顧みて、「大災害では行政からの公助、また災害情報、支援情報が中々行き届かなかった」経験から、「普段からSNSなどを利用したネットワークの構築が大切である」という言葉に重みを感じました。また、次男に重度の障害を持つ同じく防災士の湯井恵美子氏からは、障害者の災害避難という視点からのお話で、「誰も取り残さないために」題してお話をいただいた。「想定外」を言い訳にしたくないという湯井氏の言葉に熱い姿勢を感じました。2つの講演を聴いて、やはり通底しているのは、想定外の災害は必ず来る、故に何もない普段から出来うる限るの事を想定した地縁のネットワークの整備が極めて大事であるという事でした。更に、湯浅文雄医師からは、「新型コロナウイルス感染症」についてのお話を聴かせていただき、正しい知識・情報を得る事が大事であると改めて感じました。今回のタイムリーな講演会でのお話を、これからの日常に生かし、それがにをいがけの一助ともなるような動きになっていけたらと思います。

 最後に、開催責任者である支部長(梶村忠信氏)より、今後の展望について話を聞いた。
 今年の6月18日で「大阪北部地震」から三年になります。その時、三島支部として、防災の知識も準備も何も無いことを思い知らされました。備えることの大切さを学び、早速防災組織の整備に取りかかりました。「M.net」(災害連絡網)もその一つで、現在100拠点のご協力をいただいて、なお一層の拡充を目指しています。
 そして、少しでも多くの知識と、正しい理解を深めることを目的に、この度の研修会を企画いたしました。正しい知識・正しい理解・たすけあいの和をもって、平時に様々なネットワークを準備しておくことが、大切な防災になると思います。現在のコロナ禍にも拘らず、大勢のご参加をいただき、実のある研修会を無事開催することが出来ました。誠にありがとうございました。
 今後も出来ることから、更にもう一歩進めたいと思います。ご協力の程をよろしくお願い致します。

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